Javine - Surrender (Your Love)

2025年11月07日

ジャヴィーン

サレンダー(ユア・ラヴ)

back to 2004


今回の英単語:Surrender (0:12他)

意味:引き渡す、譲る、捨てる、降伏する、身を任せる

この歌では「あなたの愛を譲る」つまり「私を愛しなさい」という上から目線な感じで使われています。


【下手に手を出すと火傷しちゃう


イギリスで2000年代にオーディション番組で発掘された実力派という経歴の持ち主。

当時MTVかスペースシャワーTVでMVを観て一発でお気に入りになった曲です。

「ルックスも歌もダンスもカッコいい期待の新人!」というイメージでした。


囃し立てるようなドラムとクラップ音からの軽快なホーン!

そして挑発するような語りからの「ンア゛ ンア゛…ノーゥヲォ〜〜ッ!!」

ワクワク感が湧き出すテンション爆上げの短いイントロですね!

さりげないギターリフも良いアクセントです。


そして私のお気に入りはクラップ音。

単純に拍手しているだけではありません。

よーく聴いていると拍が早くなる部分があるんです。

曲に飽きさせずに加速感を感じさせるスパイスになっている…気がします。


そしてジャヴィーンさんの挑発的な歌声!


さぁ、私に愛を捧げる時よ


挑発的なイントロに間髪入れずにこんな風に言われるなんて!

「おーっと!良い子はここまで!」って言いたくなりますw


でもホントにこの曲にこの声の雰囲気、すごく合っていますよね!

Aメロでは正面から挑発して、Bメロでは左右からも囲い込んできます。

サビでは声が周りから攻めてきて、彼女の魔法にかかって男たちはメロメロです。

僕もメロメロですw


サビで繰り返すホーン、ここぞという時に鳴るシンバルもニクいですね!

そしてCメロでは左右と正面からの囲い込み、そして連続クラップ音で逃げられないようにします。

まるで蜘蛛の巣に引っかかった蝶のように男たちは自由を奪われる感じのイメージです。

僕ももうこの曲から逃れられません。


歌詞の主人公はもちろん強気な女の子。

この曲の感じだとクラブとか騒がしいパーティー等が舞台でしょうか。

そこでとある男性に惹かれた彼女。

彼に猛アピールを始めます。


あなたにはどうでも良いかもしれないけど今がその時なの

冗談と思うかもしれないけど、あなたがいて私は完璧になるの

私よりいい娘がいないか品定めしてるわけね

あー、あの娘は確かに可愛いわね

ま、私の方が上だけど


…とまぁ、自分のハートを射抜いた相手の目を自分に向けさせるわけですよ!

単に好き好きアピールじゃなく、「私が最高なのわかる!?」って感じです。

こういう風に自信満々にアピールしてくるような女性、いいですねー!

もちろん、私にそんな経験はなく、単なる妄想ですけどw


さぁ、彼くん、そんな彼女さんに応えなきゃ男が廃るってもんですよ!

何探してるの?

私ならあなたがしたいことの全て…いえそれ以上の事ができるのよ

難しい事じゃないわ

それはね…


からのサレンダー攻撃!

彼女の愛の巣に引っかかった彼氏、どんどん術中にハマっていくのが目に浮かびます。


二番ではまだリードしたい気持ちがある彼くんに追い討ち(?)をかけます。

駆け引きしようなんて真似はやめて

あなたの横に座ってるのはとてもリアルなものなのよ

あなた、自分が賢いと思ってるでしょ

でもね、そうじゃない方がもっと素敵よ


彼くんが彼女さんの言葉にもう抗えない感じではないでしょうかw

狙いを定めた彼女さん、恐るべし…


もう後は連続サレンダー攻撃!!

相手はもうメロメロです。


でも彼女さん、サレンダー攻撃の合間に彼くんに

あなたの自由にはさせないわ

もっといい事教えてあげる

とかなんとか刺激的な事を言っちゃってますねー!

オソロシヤ、オソロシヤ…w

彼くんはすっかり骨抜きでしょうね〜…


そしてそして最後に冒頭と同じセリフで締めくくります。

さぁ、私に愛を捧げる時よ

でも曲の初めに言われたのと終わりで言われたのではなんとなく感じ方が変わりますね!

もう彼くん、彼女さんの魔法から逃れることはできないでしょうね…


MVは夜の街を舞台に弾け回るジャヴィーンさんが色々な姿で登場です!

歌の通り、刺激的に魅力的に歌って踊ります。

それぞれの舞台でヘアスタイルが変わっているのが特に印象に残っています。

私はバーで踊り回る時のブリンブリンパーマの姿が一番好きです!

ヘアスタイルの名前がわからないので変な表現ですけどw


後は屋上の場面でのストレートヘアも可愛いですね〜!


彼女ってアルバム一枚出したっきりなんですよね。

日本でも結構売れた気がしたんですが、その後パタリと情報がなくなったのは残念です。


そしてこの曲、つい最近までカバーとは知りませんでした。

でも実はサビ以外の歌詞は違うものになっています。

なので厳密にはカバーとは言えないかもしれませんが…


オリジナルはこちら、ダイアナ・ロスさんでした!

オリジナルバージョンは彼氏に振り回されて泣かされた女性の歌でした。


しかし今回紹介したジャヴィーンバージョンは男性を挑発する強気で肉食系な女性の雰囲気です。

時代が変わったという感じもするカバーですね。