Lil' Kim ft. Angie Martinez, Left Eye, Da Brat & Missy Elliott - Not Tonight (Remix)
リルキム ft. アンジー・マルチネス、レフト・アイ、
ダ・ブラット & ミッシー・エリオット
ノット・トゥナイト(リミックス)
back to 1997
この曲について♪
◆映画のサントラの目玉的収録曲として作られたリミックス。
◆この曲がきっかけでLil' KimとDa Bratがバチバチのライバルから親友になった。
◆MVには豪華アーティストが多数カメオ出演。
この曲の好きポイント♪
◎とにかく各パートの各アーティストがカッコいい♪
◎聴いた瞬間に体が動いちゃう反則級のトラック♪
◎煌びやかな世界を丸ごと見せているようなMV♪
【ウチら最高&最強!!!】
90年代は女性ラッパーが台頭してきた時代ですね。
その流れを象徴的する曲として外せないのがこの曲です!
リル・キムさん、知ってはいましたが当時はあまり聴いていませんでした。
そもそも当時はラップ・アーティスト自体もあまり聴いていなかったんですけどね。
(今でもそんなに詳しくないままですが…)
そんなあまりラップに興味がなかった私がハマりにハマったのがこの曲です。
この曲は元々はリル・キムさんのソロ曲としてアルバムに収録されていたものです。
それがコチラ↓
オリジナル版はジャーメイン・デュプリが手がけた、どっしりカッコいい曲です。
この曲を映画「Nothing To Lose」の目玉曲としてリミックスしたのが今回紹介するリミックス版です。
因みに「Nothing To Lose」のサントラ、他の曲も良いのでオススメです!
「カラカラカラ…コロン」の音で耳が「何?何?」と興味を持つ始まり。
この「カラカラカラ…コロン」、全く同じ音がLSGの「Curious」にも使われています。
しかもこの曲が同年の1997年アルバム収録なんです(シングルカットは翌年)。
面白い偶然ですね。
「超ウルトライントロドン!」だとどっちか迷っちゃう一か八か状態になりますねw
さて、その音から「ア〜ン…イェヤァ」の艶かしい声。
…からの素敵なベース!
このベース、リズム…あのKool & The Gangの「Ladies Night」がネタです!
…なんて言ってますが、私はその元ネタの曲を知らずにいたんですけどね。
元ネタを知っていた方は曲名見た時に「え?まさかあの曲がネタ!?」とドキドキしたんでしょうね。
そんな知ってる人も知らない人も胸踊る素敵な反則級トラックで期待爆上がりです。
せっかくなので担当するパートをメンバーごとに歌詞と歌詞のポイントと共に紹介しますね。
歌詞の訳は私なりのかなりの意訳です。
英語の元の歌詞を見ながらだと面白いと思います。
元の歌詞はコチラをご覧ください↓
Not Tonight (Ladies Night Remix) 歌詞
ではまずイントロから…
ほら、ヤバいのくるぜ、まだまだくるぜ!
イェー!
クイーン・ビーこと、リル・キム登場!
※ Queen Bee:リル・キムの愛称
まずマイクを握るのはアンジー・マルチネスさん!
実はこの方、元々はニューヨークの人気DJでした。
彼女がいたスタジオで曲の制作をしていたメンバーと意気投合してラップに参加したそうです。
そして初のラップ作詞をしてそのまま使われたという裏話がありました。
そんな、アンジーさん、新人ラッパーとしての大舞台です!
彼女のパートはこんな感じです。
レディースナイトってことでマイクを持つのはもちろんこのアンジー!
バターPは砂糖とスパイスでできててかわいいの
Lをギュッと巻いて、ライムをバッチリ決めるわ
ね、このリリック、昨日の夜にできた搾りたてよ!
…つっても、私このオールスター・チームのルーキーだけどね
私とキムで大金手にするわ
テルマ&ルイーズみたいにね
でもイカした車に乗ってたって
ブルックリン魂は忘れない
いつでも勝負したろうじゃない!
※ Butter P:アンジー・マルチネスの愛称。
※ sugar ・ spice:童謡マザーグースの有名なフレーズをモチーフ。
※ L:葉巻タバコの中身を大麻に入れ替えたもの。
※ cream:ウータン・クランの曲「C.R.E.A.M.」の"Cash Rules Everything Around Me"(金が全てを支配する)から生まれたスラング
※ Thelma and Louise:女性二人が自由を求めて突っ走る映画
※ chrome:クロームメッキのホイールを付けたカスタム車
短めですが、キレのあるラップが新人とは思えないパンチ力です!
一番手の役目、聴いてる人の耳をガッシリ掴んじゃう役目を完遂です!
そして続くはこの曲のメイン、女王蜂リル・キムさん!
新人のすぐ後に女王登場で
「うちのルーキーに手を出すと痛い目に遭わすよ!」
と目を光らせてるようです…考えすぎ?
車でこの曲ガンガン鳴らして
あんたらボコボコにしてやるよ
腕にチャラチャラしたもの着けてるお仲間でも呼びなよ
ついでにキスしてやるよ!
45口径であんたらみんな片付けちゃうよ
さぁ踊ってみな!
私はブレないよ
最高にイケてるものだけ求めてるの
穴の空いた1セントみたい
あんたらは絶望的に価値がないのよ
この曲吸ってみな、最高だから
嘘なんてつかないわ
※ whip(s):スラングで「車」。
※ four-fifth:45口径の銃。(実際に銃を使う訳ではなく、攻撃性の比喩。)
※ dance:銃を相手に向けて撃って、弾を避けようと相手が踊るような動きをすること。
※ Like a penny with a hole in it〜hopeless:ディオンヌ・ファリスの曲「Hopeless」からの引用。
※ toke:大麻などを一服吸うというスラング。
※ I ain't Lye-in:縮毛をストレートにする薬品「Lye」を文字って「ありのまま」という意味を含んでいる。
アイツらは私を潰そうとしてるけど、ま、頑張って
私の仲間に電話一本しちゃえば
「ニュー・ジャック・シティ」の映画みたいに
この曲が大バズりしちゃうわよ
こっちは(BMW)850でド派手に登場して
あんたらはク◯みたいな事して大金逃してる
ビギーの曲をガンガン車でかけて
私の仲間に最高のリスペクトを
自分が一番勝ち組だと思うんなら
バンクヘッドを踊って見せてよ
私がラップ界のメイ・ウェストことQ-Bよ
そして最高の仲間が私にはついているわ
※ New Jack Ci-tay:90年代初頭に大ヒットした映画のサントラ。
※ Ci-tay ・ fif-tay:ラップの流れで韻を踏むためのスラング的発音。
※ eighty-fitay:BMW850=高級車。
※ Set It Off:MVにも登場してるクイーン・ラティファ出演の映画のタイトルをかけている。
※ Biggie:Lil' Kimの盟友、The Notorious B.I.G.のこと。
※ in the trunk:トランクに埋め込んだウーファーを鳴らす様子。
※ bankhaed:アトランタ発祥の肩を素早く上下に動かす動きのダンス。
※ Mae West:1930年代に活躍したセックスシンボル的な女優。
※ Q-B:リル・キムの愛称「Queen Bee」とアメフトの司令塔「Quarterback」とかけてる?
ワルセクシーなオーラがギンギンに漲っていますね〜。
並みの奴らでは太刀打ちできない余裕と遊び心も感じるまさに女王の風格です!
そしてフックを担当してるのはミッシー・エリオットさん。
クールに歌いこなして熱いラップとの対比が素晴らしいです。
今夜はレディース・ナイト、ウチらのライムもタイト
今夜のレディース・ナイト、アッツいナイト
今夜はレディース・ナイト、バイブスサイコー
今夜のレディース・ナイト、ヤッバいナイト
そしてその歌に合わせたスキャットも色気たっぷりでこの曲のスパイスです。
この素敵なスキャット、各ラップパートにも散りばめられているんですよ。
セクシーさ、女性らしさ、遊び心を感じるスキャットも素敵なんです。
次にくるのは私が大好きなTLCから…レフト・アイ!
彼女のラップはTLCでも聴いていましたが、この曲でのカッコ良さは格別です!
私は銃持って威嚇するようなタイプじゃないけど
やるってんならここにヤバい奴らいるからね
ペラッペラにのされちゃうわよ
グダグダなあんたのリリック
鼻で笑ってバイバイよ
私のお手本見せてあげるわ
誰も私を止められないわ
クラブ巡りの女子会
最高に楽しんじゃってんだから
パラダイスってとこで
キンキンに冷えたカクテルなんか飲んじゃって
左手でグラス持ってガンガン踊って
右手で近寄る坊や(男)をシッシッって
※ lay your pants flat:「ズボンを平らにする」→「倒す、やっつける」という意味。
※ step-son:「ガキはどきな。」という意味の「step, son」と「かなり格下な相手」という意味で「stepson(継子)」という言葉をかけている。
私の仲間、最高にイカしてるわ
私の周りの男なんて嘘つきばっか
他の奴らだって一緒
能ある女はそんなヤワな奴らは相手しないわ
蓄える金もないなら
アレでも咥えてな
私こそ注目の的
この激ヤバな「ミス・ラッパー」
触るとヤケドするよ
フロアを最高に熱くさせてる私を
誰も止められないよ
※ chico:スペイン語で「(若い)男たち」
※ suck my・・・hoe:本来は男性が使う超攻撃的侮辱ワードを使うことで男たちを格下扱いしている。
※ bell ringer:「鐘を鳴らす人」転じて「注目を集める人」や「一発かます人」。
彼女の破裂音炸裂するラップ、ヤバすぎです!
彼女はワルというよりは楽しい事に目がない茶目っ気がある雰囲気ですね。
ただ、舐めてかかると実力行使でコテンパンにしちゃうキャラって感じですね。
サビを挟んで次はダ・ブラットさん!
熱い攻撃的なラップの特攻隊長的な雰囲気です。
そこらのインチキ野郎どもが
最高にドープな私らを認めたくないってこと
すぐわかるさ
善人ぶって近づくけどさ
頭の中は金・金・金
この熱気に耐えられないならさっさと出ていきな
そして私のことを考えてずっとおっ勃っててるさ
ナゼって、私の蹴り出すリズムはまるで数学
アイツらは頭の中フリーズしてるさ
アイツらに言葉の弾丸ぶち込んで蜂の巣さ
しょーもない女たちは自滅するけど私らは突っ走るのさ
せいぜいしょーもない噂でも広めるといいさ
そんなの頭痛の種以下さ
※ If it's・・・kitchen:アメリカの諺(暑さに耐えられないなら、台所から出て行け)を用いたフレーズ。
レフト・アイのリリックを踏襲している。
※ nine milli:9ミリ銃(連続して弾を撃てる)ような彼女のラップを表している。
※ kickin up dust:砂埃を巻き上げるほど突っ走る
ハグして愛を囁いて私の気を引こうなんてさ
勝ち組気取りの偽物がテンパってやがるのお見通しさ
サグい私がヤバいもん捌いて
ダイヤや(BMW)M3なんてものを手にいれるのさ
外国産のあの草を吸って
ギラッギラにしたロレックスも手に入れるのさ
サツなんかクソ喰らえ
私の財布はいつもパンパンさ
「ウィンディ・シティ」ことシカゴ代表の私が
ガンガン攻め立ててやるさ
今夜は全てのレディーのための夜さ
気分ブチ上げていこうぜ!
※ thug:「悪党」というよりは「筋の通ったアウトロー」という、一種のリスペクトを込めた意味。
※ push keys:「keys」は「キログラム」、「push」は「ドラッグを売り捌く」というスラング。
「大量の薬物を売買する」=「大金稼ぐために手段を選ばない」という覚悟を意味している。
※ VV's:最高級ダイヤモンド。
※ M3:BMWの高級スポーツカー。
※ Rol-eys:スラングで「ロレックス」。
※ Windy City:シカゴの愛称。
※ Chi:シカゴの略称「シャイ」と読む。
次々畳み掛けてくる早口ラップに圧倒されます!
とにかく正面から連続パンチをぶちかます感じが痛快です。
「オラオラオラオラ…!」ですw
そしてサビを挟んで我慢できなくなったミッシーさん。
もう遊び心だらけで短いパートですが彼女らしさが存分に出ています。
なぁ、キム、ウチが言いたいことわかる?
こんなトラック聴かせて何も言わずに帰るわけないじゃん
まさかフックをチョロっと歌わせるだけじゃないよね
ウチってそんな感じって思ってる?
パティ・ラベルとかそういう感じだって
ハハw…
んじゃ、いくよっ!
※ Patti LaBelle:圧倒的な歌唱力を持つ伝説の女性ソウル・シンガー。
あぁ、なんて素敵な夜
マイク(マイケル・ジョーダン)じゃなくてミッシーに憧れな
ガキみたいにチャリじゃなく、ポニーに乗りたいわ
ウチとキムのライムでゴリゴリ煽っちゃうから
フライトに間に合わないから行くわ
アハハw、第3ラウンドの始まりってこと
エレクトラからアンディアスまで探したって
誰もウチらに勝てる奴なんていないよ
アーーーーウw
みんなウチらみたいになりたいって
へっw じゃぁねっ!
※ bein like Mike:「Mike」は「マイケル・ジョーダン」。
90年代のスポーツドリンクのキャッチコピー「マイクのようになりたい」を連想させるフレーズ。
※ pony:当時流行ったGinuwineのお下劣ソング「Pony」を連想させている。
※ Elektra:当時ミッシーが所属していたレーベル。
※ Undeas:当時リル・キムが所属していたレーベル。
※ can't see us:自分達のレベルが凄すぎて誰も捉えることができないという意味。
のらりくらりとしているようで只者ではないオーラを感じますね。
こちらも舐めてると圧倒されちゃうこと間違いなしです。
いやー…各メンバーがそれぞれの色を出しまくりのコラボですね〜!
今聴いてもカッコ良すぎです!
この曲がリリースされた当時はまだヒップホップ、特にラップは男って感じが強い時代でした。
そこにこの曲をぶち込んだのは今考えると革命的ですね。
90年代後半は段々と女性がリードする感じの曲が増えてきた時代です。
この曲がきっかけでその流れに…なったかどうかはわかりませんけどね。
MVも豪華です!
舞台はとある離島にあるセレブたちが集まる秘密のクラブです。
とにかくそのキラキラギラギラな雰囲気が楽しそうで素敵なんですよ!
まぁとにかく女子たちが楽しそうに過ごす夜です。
ステージにバー、マッサージにジャグジー、なぜかホワイトタイガーまで。
パフォーマンスするメンバーも楽しそうに自分達も盛り上がって盛り上げてます!
更に注目はそこの集まったのは数々の豪華な顔ぶれ!
まぁ、まず目につくのはステージにいる四人…いや、五人!?
明らかに衣装が違う人が踊っています。
メンバーは白の衣装で統一していますが、主役たちより目立つ人が…w
ステージで異彩を放つ彼女、メアリー・J・ブライジさんです!
メアリー姐さん、ずっと最後までステージで踊ってますw
他にもアーティストがたくさん映ってるんです。
私のわかった範囲と調べた範囲で紹介しますね。
間違ってたらごめんなさい。
「?」が多くなるほど自信がありませんw
0:52頃にカメラ目線をくれるのはエクスケイプのラトーチャさん?
1:15頃他でドアップで映るのはクイーン・ラティファさん。
1:17頃他、クイーン・ラティファさんのすぐ次に映るのはTOTALの三人。
1:23頃、三人で映るのは、1999年にデビューを控えていたBlaque?
1:26頃他、最初は一人で、後で二人で映るのはChanging Faces。
2:10頃に足をマッサージしてもらってる方は女優のマイア・キャンベルさん。
彼女、YouTubeのこの曲のサムネに映ってるのはオイシイですねw
ただ、実はマイア・キャンベルさんについてはGoogle先生に教えてもらいました。
2:20頃、これは全然自信ありません…TLCのT-Bozさん???
目の形や眉の離れ方が彼女っぽいんですけど自信ありません…
3:26頃、ドアップで映る方はダンサーのレスリー・シーガーさん。
こちらはウィキペディアさんに教えてもらいましたw
ウィキペディアさんにSWVも映ってるとありましたが、全くわかりませんでした…
映画のサントラ用の曲だから仕方ないんですが…
ぶっちゃけ映画のシーンのないバージョンのMVが観たいですw
今回の英単語:Phony (2:51)
意味:偽の、インチキな、うその
見掛け倒しの勝ち組気取りのプレイボーイを一蹴するフレーズで使われてます。


