Rihanna - Umbrella Feat. Jay-Z
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今回の英単語:Oath (1:05他)
意味:誓い、誓約、宣誓、のろい、ののしり
愛する人と死ぬまで一緒にいる誓いを立てた彼女。何があっても添い遂げる、並々ならぬ覚悟です。
【愛というよりも絆】
2000年代を代表する歌姫のリアーナ。
一度聴いたら心に残る歌声で2ndアルバムの頃から大好きになりました。
そして3rdアルバムに収録されていたのがこの名曲です!
私の印象ではこの曲が彼女の人気を爆上げしたような気がします。
なんと言ってもこの曲のサビ!
「Umbrella」の「エラ」を繰り返すという斬新で癖になるインパクト!!
「レラ」ではなくて「エラ」というのも母音の強さがグイッと耳を引っ張ります
正直この部分だけでも聴く価値ありです。
色々検索してみるとこの曲は元々ブリトニー・スピアーズさんのために作られたとか。
そして実はメアリー・J・ブライジさんも気に入っていたとか…
でもこの曲はリアーナさんが歌ってこそ、ここまで心に残る曲になったと思います。
彼女にとっても運命の曲だった…かもしれません。
さて曲の方ですが、いきなりパンチあるドラムとJay-Zのラップで始まります。
もうこの時点で「お!名曲の予感!」とワクワクします!
Jay-Zのラップ部でも「エ…エ…エ…」という声が入っていて伏線を張っていますね。
そしてそのままドラムメインのままリアーナさんの歌、投入!
余計な音がない分彼女の魅力的な声が引き立ちます。
メインの歌声を時間差で左右から追ってくるエコーが魅惑の世界を演出します。
催眠をかけているような雰囲気でこの曲の世界に引き込んでいきます。
この曲、しっかり聴き直すまでは音が厚いから色んな音が入っているのかと思っていました。
でも実は音の数は少なめです。
Aメロはドラムとスッと出ては消えるベース、そして雨の音のようなキーボード。
Bメロで唸るような、歪むような低音。
この低音の印象がとにかく強烈です!
後はサビで甲高いキーボードが出てくるくらいです。
私の耳で聴き取れるのはそれくらいです。
あ、Cメロで一瞬だけ心を落ち着かせるピアノが出てきますね。
音の数が少ないのに特にドラムと歪む低音の存在感が凄くて音が押し寄せているようです。
その音を踏みつけるように乗る彼女の歌声が何度聴いてもカッコいいです!
色気と強さを感じる戦う女性的な歌声が最高です!
歌詞については色々妄想が膨らみます。
基本的には彼女が彼氏のことを守ってあげる、という内容ではあります。
ただ、歌詞が放つ雰囲気がなんともどんよりしています。
そこで、私の必殺技、「妄想劇場」が始まります!
ここからの解釈はほぼ私の妄想なので間違っている自信がありますがお付き合いくださいw
※あくまで私の個人の妄想です。
↑これをチョイチョイ挟んでおきますw
まず主人公の彼氏さん。
これは冒頭に出てくるJay-Zさんのラップの人でしょう。
となると、彼は何をしでかしたのか歌詞を見てみました。
ラップ部分もGoogle先生に聞くと出てくるなんて素晴らしい時代ですね。
そこを読んで妄想を膨らませると、どうやら彼氏さんはたっぷり貯め込んでいるようです。
「宝石」、「銀行」なんてワードが出てきます。
「雲ゆきが怪しくなってきたら俺たちは行くぜ」
なんて事も言っています。
そこで私は妄想しました。
彼は銀行強盗などで盗んだお金を貯め込んでいる男なのではないかと…
「銀行を水上滑走するぜ」
なんて事も言ってるのでなかなかの大泥棒なのでは…
※あくまで私の個人の妄想です。
まるでルパン三世のような。
でも彼はルパンのようには上手くいかず、捕まってしまった。
そしてそこには彼の出所を待つ彼女がいた…という感じです。
※あくまで私の個人の妄想です。
そして彼女は覚悟を決めています。
彼女は彼氏とは一心同体。
塀の中と外でも決して彼を見捨てることはありません。
雑誌で有名になるだろうけど離れ離れになることは決してないわ。
あなたは私にとってこれからも輝く星なの。
暗闇(牢獄)の中ではピカピカの自慢の愛車も見る事もできないわね。
※あくまで私の個人的な妄想です。
そんな時は私を思い出して。
私はいつもあなたの側にいる。
そんな事を彼女は思い続けています。
そしてサビで彼女の覚悟が強く語られます。
私はあなたと再び一緒に輝ける時を待つわ。
ここで待ってるから。
いつまでも味方だから。
一生あなたと共に生き抜くわ。
弱ってしまった彼を守る傘になると覚悟を決めた彼女。
どんなに雨が強くなろうとも絶対に彼氏を守り抜く覚悟。
そしてまるで呪文のように呟く「アンブレラ エラ エラ エ エ…」。
二番ではその覚悟を比喩として伝えています。
昔のように彼と楽しいことばかりしていた時代には戻れないという事もわかっている彼女。
彼氏との次のステージのテーマは「生き抜く」という感じでしょうか。
戦争が起こったとしても
二人の運命がハードだとしても
一緒にあなたの心を癒すと決めたの。
そんな覚悟を決めた彼女。
女は強しです。
いや、元々そういう強い女性だったのかも。
だってそういう彼氏についていくと決めていたんですから。
これまで彼氏に色々してもらった代わりに今度は私が彼氏を助ける番を決めた彼女。
心が折れた彼氏が復活するまで彼女は守り抜くつもりです。
彼に降り注ぐ冷たい雨を凌ぐ強い傘になって。
そしてキーワードの「雨」。
雨はずっと降ることはありません。
雨が止んだ時こそが彼氏復活の時です。
彼女は彼が必ず以前のように、いやそれ以上に復活する事を信じています。
だから今は彼の事を守る役目を背負っているんです。
彼女の覚悟を受け止めた彼氏。
この後貯め込んだ大金と共にどう復活するんでしょうか。
悪いことから足を洗う事を祈るばかりです。
※あくまで私の個人的な妄想です。
MVはこれまでのリアーナさんの印象からガラリと変わったものでした。
アルバムタイトルにもなっていて、この曲でJay-Zさんも言っているフレーズ、
「Good Girl Gone Bad」な雰囲気です。
そういえば「Gone」は過去分詞なのに「have (has)」とか「be動詞」とか付かないんだ…
と思うのは文法英語世代だからでしょうかw
まぁ、「付けなくてもわかるっしょ」的な感じですよね。
さてさてMVの話に戻ります。
いきなりセクシー悪魔のようなリアーナさんが登場!
もうその時点でMVに釘付けです!
そして火花の雨の中、Jay-Zさんがクールにキメます。
そして幻覚を見せられているような黒リアーナさんの姿。
「ビコーズ!」の呼び声と共にサビに入ると今度は水神様のような白リアーナさん!
次々と色んなリアーナさんが現れます…が、ネタバレはやめておきます。
手足が長くてセクシーというよりも芸術的な彼女の姿にウットリするMVです!
MVを通してほとんど笑顔にならないリアーナさん。
でも終盤、火花の雨の中で踊るリアーナさんに注目!
一瞬ニヤッと笑うシーンがあるんです!
え?わからない?
動画の3:47の場面ですよ!
そこで男の子は心を射抜かれちゃうんですよねーw
読んでくれている皆さんが若干引いた気がしますので、今回はここまでにしておきます…