Tamia - Officially Missing You
タミア
オフィシャリー・ミッシング・ユー
back to 2003
今回の英単語:Front (動詞) (0:52)
意味:直面する、面するなど
失恋した心の痛みを誤魔化そうとしたけどずっと残ったままという事実を受け入れたという感じですね。
【別れた彼を忘れられない】
「誰の声が好きですか?」という問いに私が真っ先に思い浮かべるのが彼女です。
透明感のある素敵な歌声でしっとり聴かせる大好きな曲です。
アコースティックギターと指パッチンの音、そして彼女のハミングで始まるイントロ。
「絶対いい曲感」が溢れ出ています。
低い音で歌い始める一番。
夢を見て目が覚めて、夢と現実の間でボーッとしているような感じです。
そして段々と今の生活で彼がいないという現実を再認識していくように意識がはっきりしてくるBメロ。
そこから込み上げる気持ちのようにワッと広がるサビがドラマチックです。
サビの歌声が左右から包んでくるのも素敵な演出です。
まるで整理のついていない気持ちを彼女の代わりに感じている感覚になります。
そして二番。
昂る彼女の気持ちのように高い音で切々と歌います。
そしてその気持ちを強める左右のハーモニー。
もう頭の中は彼への気持ちでいっぱいです。
こんな日は何をやってもダメって感じになるでしょうね。
だったらとことんその気持ちに向き合おうという感じで繋がるサビ。
一番のサビでは左右にしかいなかったタミアさん。
二番のサビでは左右から囁きかける自分に正直に気持ちをぶつけます。
はっきりと強く寂しさを声に出してこれまで誤魔化してきた自分と向き合うようです。
そして大サビ。
思いっきり「寂しいんだよぉっ!」と叫ぶように歌います。
自分の気持ちに正直になり、とことん泣いた彼女。
自分の頭の中でぐるぐるまわっていた「寂しいの認めちゃいなよ」と言っていた別の自分は消えます。
そして気持ちがスッキリしてきたように鳴り響くストリングス。
モヤモヤしていた気持ちを受け止めて消化して抜け出せそうな終わり方です。
「雨降って地固まる」みたいな雰囲気の曲ですね。
昭和のオッサンの結婚式のスピーチみたいな感想ですみませんw
歌詞は別れを告げられて去ってしまった彼への未練を歌っています。
なぜ別れたかは分かりませんが、とにかく彼女さんは彼氏さんの事を思い出して泣いているのです。
雨の音しか聞こえない家で元彼くんの事を考えている彼女さん。
雨の日にそんな寂しい気持ちでいたら更に寂しさが増しますよね。
大好きだった彼氏くんの事を考えると胸が張り裂けそうになる彼女さん。
失恋して傷ついた心はいつか癒されるかと思っていたのにずっと胸の痛みが消えません。
そして今日やっと彼氏くんは戻ってこない現実を受け入れます。
うーん、切ないですねー…
なぜ彼氏くんは彼女さんの元を去ってしまったのでしょうか。
彼女さんは彼氏くんに一途だったのに…
もしかすると彼氏くんにはそれが重すぎたのかもしれませんね。
失恋どん底モードの彼女さん、今日はもう起き上がる気力もありません。
壁に飾ってある元彼くんの写真が目に入ってしまいました。
涙スイッチ全開!
2年間の思い出が頭を駆け巡ります。
楽しい思い出、嬉しいイベント、時には喧嘩もあったでしょう。
そんな事を思い出しちゃうんでしょうね。
そして今、彼くんがいない現実…
一週間前までは一緒にいたのに、今では彼くんがどこで何をしているかわからない。
電話で彼くんの声が聞きたいと思っていてもそれは叶わない事を自分に言い聞かせる彼女さん。
もう素直に認めるしかありません。
「彼の事が恋しくてたまらない…」と。
そしてまだ降り続ける雨。
今日は一日泣いて泣いて泣くことにしましょう。
明日は晴れると良いですね。
安っぽい感想ですみませんw
MVは南の地方っぽい街に住むセクシータミアさんの街ブラ映像です。
なぜか雨漏りしている部屋で目覚めたタミアさん。
オシャレして街を散策します。
街の男たちを引き寄せるフェロモン全開状態ですw
街は晴れてますね。
さっきの雨漏りはもしかして上の階の水漏れだったのでしょうかw
男たちを無意識に惹きつけてはサラリとかわす感じがまるで峰不二子です。
なぜか支度中の調理場を通り抜け、自転車小僧たちをあしらい、買いに来たのはビール。
それだけ買ってまた家に帰ってきてリラックスです。
歌詞のイメージとは違う感じのMVのストーリーですが、目が釘付けになっちゃいます。
スローな世界がセクシーさを上げていますね。
それにしてもビール買いに行くだけでオシャレして男たちを誘惑しちゃうなんて魔性の女ですね。
「魔性の女」って昭和な例えですみませんw