Whitney Houston - I'm Your Baby Tonight

ホイットニー・ヒューストン

アイム・ユア・ベイビー・トゥナイト

back to 1990

今回の英単語：Fatal (1:19, 3:22)

意味：致命的な、極めて重大な、運命的な

会った事が運命を決するような、心臓が飛び出るほどドキドキした気持ちということですね。

【一目惚れからの長い夜】

最初に紹介したマライア・キャリーよりも先に洋楽に触れたのがホイットニー・ヒューストンでした。

僕と同世代の人には説明不要の伝説のディーバですね！

しかし、彼女の曲で一番最初に聴いたのがこの曲という私は珍しいかもしれません。

80年代の曲でもなく、代表曲の「I Will Always Love You」でもなくこの曲で彼女を知りました。

まだ田舎の中学生だった私が、兄貴の車で聴いて「カッコいい！！」と思った思い出の曲です。

まだ若いのにキャリアを積んで圧倒的な歌声を聴かせるこの曲。

90年代前半のテイストをふんだんに感じる音で華やかな雰囲気が良いです。

「ウッウッウッ」という吐息からのイントロ。

この声だけでご飯2杯はいけますね。

その後の「ウェﾋイ〜」の連続でさらにご飯3杯です！

いかんいかん…イントロでそんなお腹いっぱいになってはダメです。

程よいテンポの華やかなエレクトロな音に乗る彼女の若々しい歌声。

実力75%ぐらい（※個人の感想）で余裕たっぷりで歌う雰囲気、良いですね〜。

聴いている方も疲れないので何度もリピートしたくなります。

あれ？ということは…この曲だとエンドレスご飯おかわりですね。

ブラックホール胃袋w

歌詞はある人に運命的な一目惚れをし、今夜はあなたに捧げるというオトナな歌詞です。

ビビビッと来たなんていう懐かしいフレーズが頭に浮かびました。

（↑知ってる人は結構いい歳ですw）

それまで一目惚れなんて信じていなかった彼女。

ある日偶然ある男性を見てまるで魔法にかかったような感覚になります。

初めて見た人なのに「なんでもしてあげる！」と、ゾッコンラブです！

私は一目惚れなんてした事ないので、こんなことあり得るのか不思議ですけど…

そしてうまくその男性に声をかけて今宵のチャンスをゲットできたようです。

この瞬発力と行動力、若さって良いですね。

私にして欲しいことはなんだってするわ

今夜の私はあなたのものよ

既にエクスタシーをくれたの

あなたはファンタジーなの

今夜のお楽しみはワタシよ

何もしていないうちからエクスタシーですよ！

凄い男です。

二番になると興奮がさらに昂ります。

触れられた瞬間から「もう◯んでもいい」と思うほどの彼女。

いや、まだ◯んじゃダメですよ！

これからなんだからっ！

もう空を飛んじゃうくらいの気持ちになってしまっている彼女。

逆に主導権を握っちゃう勢いです。

あたなのために飛ぶわ

しっかり捕まって空の散歩を楽しんで

なんて言っちゃいます。

わかっていると思いますが、お子ちゃまの飛行機ゴッコではありませんw

ところでこの曲のAメロとBメロの歌詞、気づいていますか？

一番、二番とも、過去形から始まって現在形と未来形に変わっているんです。

今夜の話をしていて、ちょっと前の状況を思い出し、そしてこれからの話になるという切り替わり。

一夜の恋なのに会った時は遠い過去のような感覚になっていますね。

ダラダラ過ごしてあっという間に一日が経つ私の感覚とは大違いです。

そして昂った気持ちは消えることなく長い夜に燃え続けるのでした…

映画やドラマだと子供が見ていたら親がチャンネル変えるヤツですね。

子「えー、なんで変えたの！？」

親「もう遅いから寝なさいっ！」

なんてやりとりをするヤツです。

特に後半はとにかく彼にメロメロで気持ちが昂っている様子がバリバリです。

それに伴って歌い方のテンションもグングン上昇していきます！

とにかくずっと後半はハイトーンで歌い続ける感じですが、聴きどころは曲の中盤、

「ユワナユワナ・・・ドゥエニドゥエニ シーイイイ〜ン」の部分！

若い勢いで張りがバリバリのキラキラボイスでキメます！

MVはさすがにレトロさを感じるものの、バブリーなものです。

白飛びしすぎな化粧品のCMのような超ドアップシーンでドキッさせて注目させます。

豪華なマンションで一人歌いながら過ごすホイットニーさん。

理想の男性を求め、不思議な鏡を通って色々な時代へタイムスリップ！

シーンに合わせて衣装とメイクで様変わりする彼女の姿はさすがモデル出身ですね。

ジーンズのラフな格好もシャレオツ！

白のスーツで決めた男装もカッコいい！

トリオでドレスアップした姿も素敵！

マイケルっぽい白靴下のスポーティーな姿も麗しい！

彼女を横から見るシーンもありますが、めっちゃ細っ！

この体型でこんなすごい声を出せるのは今更ながら驚きです。

短めのヘアースタイルも似合っていますね。

でも私の注目は前述の「ユワナユワナ・・・」の後のシーンです。

パッツン前髪にポニーテール（？）な彼女、イメージになくて新鮮です！

理想の彼氏を時代を超えて探し続ける彼女、最後はバイクにまたがり夜の港へ。

そこで遂にどこからやってきたのか彼氏が乗っかってきます。

二人で夜の街へと消えていくのでした…

ヘルメットかぶってない？

野暮な事を言わないの。

フィクションなんだからw

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